アルミ合金とはAluminum Alloys
アルミ合金は、アルミを主成分として金属などを加えた合金です。アルミは軽量ですが、鉄などと比べると強度が低いため、さまざまな金属を添加することで、強度やその他金属材料としての特性を向上させています。
アルミ合金の種類と特徴
アルミ合金はどの金属をどの割合で添加するかによって、さまざまな種類に分類されます。1000番台から7000番台の4桁の番号で表現されており、さまざまな合金系があります。
1000系 アルミ合金
2000系 アルミ合金
3000系 アルミ合金
4000系 アルミ合金
5000系 アルミ合金
6000系 アルミ合金
7000系 アルミ合金
アルミの比重
20℃において、アルミの比重は2.7であり、鉄の7.8、銅の8.9と比較すると、同じ体積の場合には重量を3分の1程度に抑えることが可能です。製品の軽量化が必要な場合、アルミ合金は有力な代替候補となります。
特に、近年は自動車業界を中心に環境に対する意識が高まっており、構成部品を軽量化することでエネルギー効率の向上が期待できます。
〈アルミ鍛造の課題〉
アルミ鍛造は、常温で行う「冷間鍛造」と再結晶温度である300℃から480℃程度まで加熱した状態で行う「熱間鍛造」に分類されます。アルミは融点が低く、鋼材に比べると伸びにくいため鍛造加工の難易度は高いです。
また鍛造後には残留応力をどのように低減するかも大きな課題です。高精度のアルミ鍛造を行うためには、これらの課題を解消する必要があります。
(戸畑ターレット工作所の高強度アルミ鍛造は、従来の課題をクリアした「高速恒温鍛造」です)
アルミ鍛造品の強度向上は、戸畑ターレットにお任せください
戸畑ターレット工作所では、従来のアルミ冷間鍛造にくらべ大幅な強度向上を実現する「高強度アルミ鍛造」技術を開発。鉄からの置き換えで1/3の軽量化が実現する新工法として、高い強度が求められる自動車ステアリング部品での採用がはじまっています。
従来のアルミ冷間鍛造の強度不足でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。